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うぬぼれていた私

こんにちは,黒栁です。

 

昨夜のことです。

 

うちの5年生の娘が「パパ,この問題おしえて」

と岡崎市ではメジャー教材である算数の友(略して「さんとも」)をもって,質問にきました。

 

問題は,速さの問題の少し応用

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

8.4kmの道のりがあり,〇さんは4.8km歩くのに2時間かかりました。

残りの道のりを同じ速さで進むと何時間かかりますか。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

こんな図をかいて,うめさせました。

①は8.4

②は4.8

③は2

④は8.4-4.8で3.6

⑤は…

 

ちなみに,この図の中で,問題の答えはどれかな?

 

 

ここまではOKでした。

 

さぁ,⑤をうめるために,…

 

娘「んーーー。」

娘「んーーー。」

 

文章題が苦手な子は,どうやら,数しか追っていないらしく

 

「残りを同じ速さで進みました」

 

という文章を完全にスルーしておりました。

 

なので,ヒントとして,そのことを教え,はじめの速さはと聞いたところ…

 

娘「・・・」

娘「・・・」

 

私「速さの公式は?」

 

娘「道のり×時間・・・」

 

問題は,ここからのようでした…

 

 

私「はぁ?」

 

 

そして,速さを求めるには「道のり÷時間」を教え,

娘「4.8÷2=2.4」

私「で,速さの単位は?」

娘「2.4時間」

私「・・・」

 

速さとはなにかも理解していないようで・・・

 

 

と,1問を説明し,子どもが理解するのに1時間くらいかかりました・・・。

問題を作る側の人間として,こんなにもできないものなのか…と愕然としました・・・

 

教科書準拠の問題集をつくるときに,

心の中で,この問題,みんな解けるだろうと思っていたのですが,

実際のところ,ちゃんと解ける子どもはそれほど多くはないのではないか・・・

 

この業界に十数年いて,もしかしたら,

できない子の気持ち忘れてしまっていたのかもしれません・・・

 

反省です。

 

制作側として,子ども目線で問題をつくろう

そう思う昨夜でした。

 

 

 

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