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小麦の手動脱穀手法

こんにちは。英語担当の(く)です。
今回は小麦の手動脱穀手法あれこれについて書きます。
しかしこれ誰の参考になるんですかね?

畑で色々作っていまして,今年は小麦を作ってみました。
昨秋に種もみをまき,あまり手をかけませんでしたがちゃんと実りました。嬉しい。

小麦畝
↑小麦の畝

漏水で田んぼ化した畑でふんごみ(=ぬかるみにはまり)ながら手刈りしました。束としては1㎥くらいでしょうか。
なにしろ初めてなので,これが例えばうどん換算でどれくらいなのかとか見当がつきません。

刈り取った麦
↑手刈りの成果

さて次は脱穀をしないといけないわけですが,機械がないので手動です。
脱穀機って確かくしが回るようなしくみだったな,と思って穂先をくしでといてみましたが,意外と外れない。くしから穂先が逃げちゃうんですね。しかも穂先がちぎれたりして始末が悪い。
想定の5倍くらい時間がかかることが見えてきて気が遠くなりました。
くし(というかこれはブラシ)の裏でこそげる方がとれやすかったです。適度にしなって滑りの良い棒ならなんでも良さそうです。竹とか。
あと,5本くらいまとめてやりたいところですが1本ずつの方が確実でした。
まぁしかし刈り取ったのが何本あるのかとか数えたくないですね。。。

こそげて脱穀
↑穂先を地面に押し付けつつブラシの裏でこそげるとまぁまぁ取れる

減らない麦束に絶望しつつ色々な手法を試行しました。
両手でよじるのはくしでとくのと同じくらいのとれ率。そしてこちらも1本ずつの方が早い。あと方々に飛び散って大変。
結局,効率が良かったのは打撃手法です。丈夫な大きい袋に入れて,袋の上でジャンプしたり木槌でたたいたりします。
ある程度粒が取れたら袋を裏返して繰り返します。
穂先が重ならないように置くことがコツですね。

足踏み脱穀
↑丈夫なビニール袋に刈り取った麦を入れて地面に置く

 

木槌脱穀
↑足より木槌で叩く方がとれ率が良い

で,2日がかりでやっとこさ粒と茎を分離できました。もみ殻と混ざっているので麦粒自体はこの3分の1くらいですが,バケツ2杯になりました。

バケツ2杯分の麦粒ともみ殻
↑一次成果物

まだこの後も手動唐箕などなど作業はありますが,とりあえずここまで体積を減らせれば圧迫感も減って一安心ですね。

ちゃんと食べられるのでしょうか。頑張ります。

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